- もう一生フリーターでいいや…
- 別にフリーターでも暮らせるし…
- 実家暮らしならフリーターでも余裕だろう
そう言った考えを持ちの方は今の御時世珍しくないかもしれません。
最近は少子高齢化により人手不足が深刻になってきているため、フリーターでも仕事に困る可能性はかなり低いです。
帝国データバンクの2023年7月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報サービス業では74%と深刻な人手不足が続いています。
未だに「フリーターは中高年になると仕事見つからない!」なんてことを言う人もいますが、一体何時代の話なのか…。
今は定年後の高齢者ですら最低賃金の仕事くらいは見つかっていますから、特に問題はないでしょう。
最近は短期バイトすら社会保険くらいは入れますし、最低賃金も上がってきていますからね。
私は実際にフリーターをしていたことがありますし、周りにもフリーターの方が結構いるので、説得力のある話ができると思います。
しかしフリーターとなると世間体も悪いですし、正社員に比べて給料が低い傾向にあるのも事実です。
この記事では一生フリーターで生きることの注意点と、将来への対処法について解説します。
一生フリーターでいいやwと考える人は少なくない
最近はあなたのように、一生フリーターでいいやwと考える人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
中退して一生フリーターでいいや
働けるところなくなったら生活保護もらえばいいし— みぃ😭ニート歴30年ぼっち大学生 (@mukiryoku7) May 17, 2021
なんかもう一生フリーターでいいやの気持ち
— 荒地 (@P0L6i) October 6, 2022
給料がいい仕事よりも自分の好きな仕事よりも結局は職場の雰囲気、人間関係が1番大事って事が改めて分かった、一生フリーターでいいや。
— kai (@kaaaai0426) October 27, 2021
いやもう一生フリーターでいいや。
長生きしたくないし、どうせ死ぬまで働いて年老いても熱中症とかで死ぬくらいなら、人生謳歌してから熱中症で死んだ方がマシ^_^✨— ファミチキ人民党⚡︎レㇱ゙‡゙カ’’ス〰!!⚡︎ (@SAITOUKOUSUKEo) August 31, 2020
わたし一生フリーターでいいや。いや、フリーターがいいや。
— 英雄 (@herooaf) November 25, 2010
こんな意見が散見されますね。
検索すると「一生フリーターなんて詰む!」なんて言う意見が多いですが、最近は時給換算するとフリーター未満の待遇で働かされている底辺正社員も多いですからね…。
頭の悪い人たちが「それでも正社員がいい!」なんていってたりしますが、今は時間分キッチリ貰えるフリーターのほうがマシなケースも少なくありません。
一生フリーターでいい時の注意点!リスクは事前に確認しておくべき
私もフリーターをしていたことがありますし、周りにはずっとフリーターをしていた中高年の方もいます。
そういう人が悲惨かというと別に普通に生活していたりしますし、独身者が多いので貯金も結構していたりしますね。
世間ではフリーターは散々な扱いですが、「フリーターはダメだ…正社員で働かないと…」と自分に言い聞かせている社畜の人たちが多い気がします。
しかしフリーターもリスクのある生き方なのは事実ですので、事前に把握しておくべきでしょう。
一生フリーターでいい時の注意点を解説しますので、参考にしてください。
フリーターだと世間体が著しく悪い!世間の評価は捨てる必要がある
あなたのように一生フリーターでいいやと考える方も珍しくありませんが…。
やはりフリーターとなると覚悟すべき免はあると思います。
特にフリーターだと世間体が著しく悪い傾向にありますからね。
世間の評価は捨てる必要があります。
まあ世間体なんて気にしてたらフリーターなんてできませんけどね…。
私も一時期フリーターをしていたことはありますが、本当に世間体が悪かったですし、気にしないようにしてましたね。
世間体は悪いがフリーターが稼げないとも限らない!非正規でも手取り30万以上は結構いる
フリーターは世間体は悪いですが、稼げないとも限りません。
特にIT系などは派遣やバイトでも会社次第で年収はそこそこあったりしますし、工場派遣とかは残業や休日出勤次第で普通に稼げますね。
4月分の工場派遣の給料
引かれもんが多いんじゃぁ…
社保はもちろんやけど寮の管理費と光熱費で2万くらい引かれる
ここからさらに食費出費あるの考えると貯金に回せるの30万あたりだな
うーん、なんとも…#工場派遣 pic.twitter.com/FVZtptGjnl
— ヒロ@リゾバ (@iwachiiborb) May 22, 2023
私の周りの工場派遣している人たちは、普通に手取り30万円以上は稼いでるケースは多いですね。
リーマンショックの時は派遣切りされていたりしましたが、これからは少子高齢化で更に人手不足が深刻になっていくため、仕事に困る可能性は低いでしょう。
男性フリーターは結婚が絶望的!一生独身の覚悟は必要かも
特に男性フリーターとなると覚悟すべきこととして、結婚は諦める必要があるかもしれません。
これは明らかに統計結果としても出ていて、非正規雇用の男性は優位に既婚率が低いと言うデータも明らかに出てます。
というか年収300万円以下の男性は正社員でも既婚率は相当低いです。
“300万の壁とは”?男性の年収が300万を超えないと結婚に踏み切れないのが現実。約6割の都道府県では結婚適齢期の年収(中央値)が300万を超えておらず、若者離れが深刻な問題に。絶対人口の少ない若者が活躍する環境を整えることが今後の課題です。創生するのは地方ではなく若者の未来だと切に願いたい。
— ひろ|脱サラで夢を叶える (@hiro_4530) April 27, 2023
これについては稼ぎの悪い男は結婚できないということですね。
しかし年収500万円以上の独身男性が一番多く余っているのも事実…
しかしそもそも最近は日本に限らず、先進国はどこも少子化非婚化傾向です。
日本でも年収500万円以上の男性が層としては一番多いため、独身男性も年収500万円以上の人が一番多いです。
そもそも1番金がない20代で結婚してますしね大抵。
— pinponpall0820 (@kanakanajd) November 25, 2022
厚生労働省の統計を見ても男性は8割が正社員として働いていますから、年収500万円以上の正社員独身男性が一番数が多いと言えるでしょう。
年収が低くてもニートやフリーターでも、恋愛力がある人は普通に結婚してますからね…。
年収や雇用形態で独身率が変わってくるのは事実ですが、そこを言い訳にしていると結婚できません。
フリーターは社会保険も退職金もない会社が多いので対策はすべき
やはりフリーターの方となると社会保険も退職金もない会社が多いです。
まあ最近は法律が改正されてフリーターの方でも社会保険ぐらいは入りやすくなってきてはいるんですが…。
だまだ非正規雇用の方となると社会保険も入れてくれない会社も多いですね。
あとは退職金もない会社が多いです。
退職金もないと老後の人生設計も狂ってきてしまいます。
しかし正社員で退職金ありでも中小企業では大して期待できない
ただこれについては正社員でも最近は退職金なんて出さない会社が増えてきてるんですよね。
厚生労働省の調査によると、今は四社に一社は退職金制度そのものがありませんからね。
退職金が出たとしても中小企業の退職金なんててたかが知れています。
中小企業退職金共済を例に出すと、一番安い掛け金は月5000円ですから、40年正社員で勤めてもこれだと運用益を加算しても300万円ぐらいにしかなりません。
中小企業退職金共済制度、ってのが弊社みたいな零細企業だと使えるのだけど
近年は掛けてない会社多いし掛けてても月5000円くらいが多いような
現代の退職金の実態ってどうなってるんだろうなあ
弊社は制度は無いけど、その時に出せる額を年月功労に応じて出すくらい https://t.co/0DIAftLo5n— 安堂ひろゆき/FlightUNIT (@drunkenAndo) October 17, 2022
なので、別にフリーターで退職金がないと言ってもそれほど気にする必要はないかもしれません。
最近は比較的いい会社であれば、フリーターでもわずかながら月1000円とか2000円くらい積み立ててくれている会社も増えてきているようです。
ローンは組みにくいため現金を貯めておいた方がいい
あとはフリーターとなると、正社員に比べてローンは組みにくい傾向にあるのは事実です。
住宅ローンや車のローンを組む場合、正社員よりは不利になることは事実でしょう。
しかしフリーターでも毎月定期収入があればローンを組むことは普通に可能
しかし最近は非正規雇用が4割もいる時代ですし、2022年9月時点で高齢者が全人口の29.1%を占めるため、「フリーターに金は貸さん!」なんて言ってたら貸付先がなくなります。
今はフリーターでも毎月定期収入がある方なら、正社員に比べて額は低くなる傾向にありますがローンは普通に組めます。
年収300万超えると派遣でも住宅ローン組めるよソースは俺。_(°ω°」∠)_
— 水溶性うめにゃ@ぼちぼちおげんこ (@umenya_okami) December 4, 2016
住宅ローンでも頭金をたくさん入れたり、資産額が分かる通帳のコピーを提出したりすれば普通に組めたりします。
そもそも正社員でも年収が高いか?ちゃんと支払い能力があるか?は会社や本人によります。
未だに「正社員じゃないとローン組めない!」なんて勘違いしている人が多いですが、フリーター以下の待遇で働かされている名ばかり正社員では滞納不可避ですからね…。
まぁそもそもローンなんて正社員で年収が高くても極力組まない方がいいと思いますが、一応フリーターでも組むことは可能です。
一生フリーターでいい時の対処法!これをやれば問題なし
一生フリーターでいい時の注意点を解説してきました。
しかしフリーターで行くなら対策は必要ですし、事前にリスクを把握したなら対策を取りましょう。
一生フリーターでいい時の対処法を解説しますので、参考にしてください。
今はフリーターでも社会保険程度は入りやすくなった!せめて社会保険ありの会社で働くべき
あなたのように一生フリーターでもいいやと考える人は多いですが…。
やはり上でも述べたように社会保険がないのは結構大きいデメリットです。
社会保険に入れれば、
- 老後手厚い厚生年金に入れる
- 障がい者になっても手厚い障害厚生年金が貰える可能性がある
- 怪我や病気で働けなくなっても最長1年6か月の傷病手当金が貰える
- 失業しても失業手当が出る
- 仕事中の怪我は労災保険から補償が出る
- 保険料は会社が折半で半分払ってくれる
などのメリットがあり、フリーターでも正社員と同等の福利厚生が受けられます。
「フリーターは将来何の保証もないから、働けなくなったら死ぬ」みたいに言ってる人が多いのは、これが原因です。
ただ上でも述べたように、今はフリーターでも社会保険に入りやすくなったんですよ。
2016年に法律が改正され、従業員数501人以上の事業所で、雇用期間一年以上で週20時間以上、月給88000円以上稼いでいる学生以外の方は、社会保険加入義務ができました。
更に2022年10月からは従業員数101人以上で雇用期間二ヶ月以上の短期労働者にも拡大され、2024年10月からは更に従業員数51人以上の事業所にも拡大されていきます。
2025年からは従業員数制限を撤廃して零細企業にも加入させようという話が出ており、今後は働いていれば誰でも加入できるようになっていくでしょう。
よく正社員は福利厚生が手厚いから…とかいう人がいますが、大部分はこの社会保険のことを指しています。
まぁ大企業とかいい会社だとこれに色々な手当や保障がついたりして、それも含めて福利厚生と言ったりもしますが…。
中小零細企業の正社員の福利厚生なんてボーナスもなかったりしますし、退職金もほとんどなかったりしますし。
中小零細企業正社員の福利厚生なんて、社会保険ぐらいしかなかったりしますからね。
フリーターでも社会保険にさえ入れば、こういった最低限の福利厚生を得ることができるんです。
フリーターは世間体悪く職場の人間関係悪化のリスクも!転職しやすい仕事を選ぶのも手
やはりフリーターは世間体が悪い傾向にありますからね。
今の職場でも年下の正社員や上司などに色々言われている方も多いのではないでしょうか?
- いつまでフリーターなんてやってるんだ!
- いつまでフラフラしてるんだ!
- フリーターなんて親が泣くぞ!
- 将来生活保護だけはもらうんじゃねえぞ!
などなど。
まぁ今はそんな事言ったら辞められてしまいますし、人手不足の会社が増えてますから、あまり言わない傾向にあるとは思いますが…。
なので、フリーターの方ですと、転職しやすい仕事をを選ぶのも良いかもしれません。
それならば嫌な会社だったり職場の環境が悪化してもすぐ同業他社に転職できますし。
まあ基本的には有効求人倍率が高く転職しやすい仕事を選んでいくのがいいと思います。
一番は介護職などが入りやすいですかね。
介護職であれば、経験と資格さえあれば、日本全国どこでもすぐに働けますので、派遣などで転々としている方もいらっしゃいますし。
転職はしやすいですよ。
しかもフリーターなどの非正規雇用でもかなり夜勤などをやれば稼ぎやすいので他の仕事よりは転職しやすさなどもあって恵まれているかもしれません。
まぁ一生フリーターでいくのであれば、そうやって戦略的にやっていくと良いかもしれません。
まあ専門職系のフリーターであれば、コンビニフリーターの同意よりはかなり世間体はいいような気がしますし。
フリーターをやるにしても仕事を選んだ方が良いかもしれません。
フリーターでも稼ぎを上げたいなら副業に勤しむという手も
一生フリーターでもいいとは思いますが、やはりフリーターとなると稼ぎが低い傾向にあるのがネックです。
やはり稼ぎが低いと貯金も乏しい傾向にありますし、先のこと考えていったら結構厳しいかもしれません。
そう言った方の場合は副業に勤しむというよりも手段の1つです。
幸いフリーターなどの非正規雇用であれば、大手を振って副業ができます。
まあフリーターの方ですと、シフト制で割と時間に融通がきく方が多いでしょうから、本当に空いた時間でもっと仕事をして稼いだりしていった方が良いかもしれません。
こちらで色々と稼ぐ方法を紹介していますので、参考にしてください。
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今はフリーターなんて選ばなくても、比較的労働環境の良い正社員の仕事もたくさんあるので…
しかしフリーターとなると稼ぎが悪い傾向にありますからね。
ボーナスも多くの会社では出ません。
幸い今はフリーターなんて選ばなくても比較的労働環境のいい会社に行きやすくなってきています。
帝国データバンクの2023年7月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報サービス業では74%と深刻な人手不足が続いています。
一生フリーターでもいいとは思いますが…、フリーターでも仕事が楽と言うわけでもありませんからね。
ホワイト企業で働けるのであれば、正社員を目指してもいいと思うんですがどうでしょうか?
一日でも若い方が良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。
まとめ
一生フリーターでいい時の注意点や対処法を解説してきました。
やはり一生フリーターとなると世間体の悪さがネックだと思います。
特に給料の悪さもありますし、将来のことを考えていくと結構厳しいかもしれません。
まぁ今は比較的労働環境のいい会社でも人手不足になっていて、入社しやすくなってきています。
ホワイト企業ならばバイト程度の気楽さで働けますし、給料も良い傾向にあります。
今は本当に仕事が多いので、フリーターにこだわらずに良い会社を探していった方が良いでしょう。