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【金持ちが憎い】家賃一万五千円の貧乏で結婚すらできない体験談

susannp4 / Pixabay

貧乏生活の体験談をご紹介します。

 

今回は、手取り10万円で家賃一万五千円のボロアパートに住んでおり、金持ちがにくい毎日を送った方の体験談をご紹介します。

 

手取り10万円!家賃は一万五千円!!

少し年代はさかのぼります。私がはじめて就職し、家を出て独り暮らしをはじめた時の体験です。

 

生まれ育った家は狭い上に家族が5人もいて、私は一人暮らしを決意しました。

 

借りたアパートの部屋は四畳半一間でした。

トイレは共同、風呂はなし。そのときの私がもらっていた給料は手取りで10万あったかどうかでしたか。

家賃が一万五千円だったと記憶しています。

 

最近ではそんな激安アパートも少ないと思いますが、隣とは薄い壁一枚で仕切られているだけで、もちろんテレビの声も人の話し声も、クシャミの音も筒抜けです。

 

超極貧生活!一円玉も貴重です

そんなアパートでも所帯持ちが何人かすんでいたから驚きです。

近くに会社があるという利点だけで借りた部屋です。

 

もらった給料は食費やら生活費で次の給料をもらう数日前にだいたい使いはたすというのがいつものパターンでした。

 

最後の三日ぐらいは食うや食わずの毎日です。

 

会社で昼食は仕出し弁当を食べていて、給料から天引きされるのでなんとか昼食はしのげるのですが、日曜ともなるとそれは悲惨なものでした。

 

鞄やポケットの中や家の隅々をさがしまくって一円玉を50枚集めて近くの店にいって、買った干物がその日一日の食事だったこともありました。

 

貧すれば鈍する!傷んだ魚で腹を壊した

私の部屋には窓はありましたがカーテンはなく、透明ガラスを通して向かいの建物が見えており、つまり向かいの建物からも私の部屋は丸見えだということです。

 

しかし相手の窓にはちゃんとカーテンがかかっていたので、私の部屋などみたところでなにもないので相手方はそのカーテンを開いてこちらを覘くこともなかったようです。

訪ねてきた友達が、なぜか生魚を土産にもってきました。

 

私の家には冷蔵庫がなかったので、その時は真冬だったこともあり、一晩ぐらい大丈夫だろうと一夜明けて翌日に、魚をガスで焼いて食べたところ、たちまち腹をこわしました。

友達のもってきた魚が腐る一歩手前だったのかもしれません。

 

またあるとき大雪になり、屋根にも分厚く雪がつもりました。

私はそれを洗面器に集めて買ってきたチクワやカマボコの練り物をまるごとその雪の中にいれて保存しようとしました。

 

翌朝になると解けた雪は煤にまみれてずず黒く、チクワもカマボコも黒く汚れて見た目は最低でしたがなんとかそれは食べました。

 

優しい彼女に助けられた!もっとお金があれば…

私に彼女ができて、部屋に呼んだところ、あまりに何もないのをみかねて茶椀や湯呑、それに急須を買ってきてくれました。

 

その思いやりに感激している私の鼻先に請求書をつきつけられ、痛い出費となりました。

彼女は一合炊きの炊飯器をもってきてくれ、それは無料で貸してくれました。

 

早速それでごはんをたき、近くの市場で買ってきた塩鮭をやいて二人でおいしい夕食を食べた思い出があります。

 

 

その彼女とはまもなく別れることになり、炊飯器ともども彼女は私から去って行きました。

 

貧乏なら貧乏なりに楽しめるものですが、あの時もっとお金があれば…と思うと悔しい気持ちになります。

当時の自分にお金をわけてあげたいくらいですね。

 

洗濯は石けんで手洗い!

汚れた衣類などは共同トイレの前の流し場で洗うことにしていました。そこには蛇口が四つあり、どれでも好きなように使えるのでした。

 

下着も靴下も数持っていなかった私は、何日か置きにそこにいっては固形石鹸でごしごしとそれらの衣類を洗いました。

 

アパートの主婦たちもやてきて洗濯するので、いつしか顔なじみになり、男の人なのにまめねと随分めずらしがられたものです。

 

流し口には栓をして、溜めた水で洗濯し、洗い終わると水を抜くのですが、水といっしょに靴下の片方が排水溝から流れ落ちてしまい、もったいない思いをしたこともありました。

 

布団には布団カバーなどなく、いつもそのままで寝ていて、布団の顔が触れるあたりは真っ黒によごれていました。

会社の同僚が泊まりにきたときなどはその布団を見て、あまりのきたなさに顔をしかめていました。

 

金持ちから貧乏人への差別!社会が憎い、貧乏が憎い!

当時は私だけでなく、多くの若者が貧しい生活を強いられており、給料アップを見越して仕事での成績をあげ、生活を裕福にするほか貧乏からの脱出はありませんでした。

私の家に関しては親の代から貧乏でしたので、慣れていると言えば慣れています。

 

が、それでも金持ちからむけられるあきらかな差別のまなざしや、傲慢な態度には悔しい思いをしたものです。

人間は中味だといくら自分に言い聞かせててみても、世間は外見でみたしか判断しません。

 

貧乏くさい服装をしていたら、何を言っても相手にしてくれないのが現実です。

正直、何度貧乏を呪ったかわかりません。

 

社会も憎みましたし、金持ちが憎いと思ったのは数え切れないほどです。

 

貧乏は結婚もできないのか!?貧乏は人生の機会を確実に奪います

恋愛ひとつみても、家がまずしいと彼女はよくても彼女の親たちはまずまちがいなく反対することはわかっています。

それをはねのけるだけの精神力があればまだしも、あからさまに毛嫌いされたりもします。

 

汚い者にでも触れるようなそぶりをみせられたりすると、いくら彼女が好きでも気持ちはめげていき、結局はあきらめることになってしまいます。

そんな男なら、彼女のほうもあきらめがつくというものです。理不尽ですが、これが現実です。

 

貧乏ゆえに周囲から差別を受けるのが嫌なら、汗水たらして金を稼ぐほかありません。

しかしそれで仮に金もちになって、こんどは貧乏な人を蔑むような人間にだけは、まちがってもなりたくはありません。

 

当時の彼女とももう少しお金があれば結婚まで行っていた可能性もありますが、わかりません。

ですが、貧乏は自信と、人生の機会を確実に奪います。

 

これを見ている貧乏で苦しんでいる方、何もしてあげることはできませんが、自分が頑張らなくては何も変わらないので、世間の目に負けず頑張ってください。

 

 

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