
PublicDomainPictures / Pixabay
- 出費が多いから節約したい!
食費をもう少し減らせばなんとか…
そうお考えの方も多いと思います。
多くの人がまず一番に節約を考えるのが、食費です。
工夫次第で安くすることができるからだと思いますが…。
しかし、下手にやりくりしてしまうと健康を無くしかねないのが食費です。
食費をはじめ、それぞれの費目の適正割合を見ていきましょう。
食費は手取り月収の15%までOK
食費の適正割合は、手取り月収の15%程度だと言われています。
例えば手取15万円だとしたら、一ヶ月の食費は二万二千五百円までです。
「ウチはそれ以下でやりくりしている」と思った人は、今以上に食費を節約する必要はないと思います。
というか、削りすぎると健康を損ないます。
逆に少なすぎる家庭は15%くらいはかけた方がいいかもしれません。
低所得者ほど野菜を食べず、安い炭水化物がメインの食生活になりがちです。
しかし野菜を食べなければビタミン類が補給できませんし、様々な生活習慣病の原因になります。
月額数百円から数千円程度ケチっただけで、後々病気になっては目も当てられません。
病気になれば当然お金もかかります。
仕事も休まなくてはならなくなり、リストラ候補にもなってしまうかもしれません。
そういったリスクがありますので、食費については極力適正な金額をかけたほうが無難です。
しかし食費は適正でも、他の費目で使いすぎている可能性もあります。
平均的な健全な家計から導き出されたデータを紹介します。
手取り月収に対する主な費目の適正な割合
- お小遣い10%
食費15%
通信費 7%
保険料5%~8%
住居費25%~27%
ちなみにローンの返済などがある場合、手取り月収の30%が適正な返済額の上限と言われています。
住宅ローンは含みませんが。
債務整理をする際なども、そのくらいが目安になります。
通信費は手取り月収の7パーセント以下に収めたい
オーバーしている人が多いのは、通信費と夫婦のお小遣いです。
通信費は7%以下が理想です。
これには固定電話、携帯電話、プロバイダー料金なども含まれます。
しかし、通信費は携帯電話やスマホの普及で近頃支出が増加しています。
パケット使い放題プランは必要かもしれませんが、通話は控えましょう。
或いはラインを使えばタダです。
以外に最初に契約した時からずっとプランがそのままという人も多いです。
その後もっとお得な自分に合ったプランが出ていたりもします。
定期的にプランを見直すとよいでしょう。
本来、スマホの料金は1人につき月5000円~6000円を上限にすると理想です。
平気で八千円~一万円くらいかかっている人も多いと思いますが。
もう少し身の丈に合った生活を心がけた方がいいかもしれません。
お小遣いは夫婦合わせて10%が目安
家庭によって幅が広すぎるのが、夫婦のおこづかいです。
一般的に、小遣いの適正割合は夫婦合わせて手取り月収の10%と言われています。
しかし、これを超えている家庭はたくさんあります。
こうなると貯金がしづらい原因になります。
「これだけやってるんだから、このくらいは小遣い欲しい」と思うのはわかりますが…。
そうそう稼ぎが増えることもないのですから、我慢するしかありません。
財源が限られている以上、あっちが立てばこっちがたたないのです。
小遣いを増やすなら、どれかを諦める必要があります。
この場合、手取りが25万円ならお小遣いは二人分で25000円が適正です。
「思いのほか少ない」と思われるでしょうが、これが現実です。
日本は住居費が高いですし、子供の教育費も高いので、必然的にこうなります。
嫌なら家を諦めるか、子供の進学を諦めさせたりする必要があります。
この25000円を夫婦で話し合って決めるわけです。
今は当たり前の幸せを求めると、赤字になりやすい世の中なのです。
まとめ
食費を抑えたいのはわかりますが、案外自然と抑えられている家庭が多いです。
それほど外食しなければ、自然と安い食材で済ませてしまうからでしょうか。
やはりそれよりも減らすべきは、通信料やお小遣いだと思いますね。
よくテレビなどに出ている生活保護家庭や、低所得家庭でもスマホ代は一人一万円とか使っていたりします。
でも、そんなことしてたら一向にお金なんて貯まりません。
そもそも、携帯端末の使い放題プランなんて出てきたのは比較的最近ですし。
パソコンの使い放題が出たのはもう20年近く前になりますが、そちらのほうが安価です。
食費を抑えると病気になる可能性も上がりますし、命に関わりかねない問題です。
それよりも、他に削れるところがないか?考えた方がいいかもしれませんね。
コメントを投稿するにはログインしてください。