- 年収100万円だけど1人暮らししたい!
- でも年収100万円じゃ厳しいかな…?
そんな悩みをお持ちの方は今のご時世珍しくないと思います。
最近は格差社会と言われていて、ワーキングプアの方も増えてきていますからね。
一昔前は年収300万円時代とか言われていましたが、いまや年収200万、年収100万円という方も珍しくありません。
それだけ日本が貧しい国になってきているということですが…。
ただいくら年収100万円とはいえ、実家を出て1人暮らししたいですよね。
この記事では年収100万円でも1人暮らししつつ、更に貯金まで確保していくための方法についてまとめてみました。
年収100万円で暮らしている人は少なくない
最近はセミリタイアやFIREブームだからか、年収100万円程度で暮らしている人は少なくないようです。
ネットやSNSを見てみても、
FIRE後に軽いバイトで年収100万以下で住民税非課税世帯となるつもりだけど、家賃収入が加わると事業所得として加算され非課税世帯になれない。家賃収入は安定してるので継続したいけどどう両立すればいいのか?🧐
— ねこマン 億ノラ猫 窓際☆FIRE (@Fire_2025_) November 27, 2022
最近、激安の中古住宅を買って、非課税収入(年収98万以下)で暮らしてセミリタイア生活している人がいる事を知って衝撃を受けてる。
労働に耐えられないくらい辛くなったら、会社辞めて、そういう生き方するのもいいな。— しばいぬ (@shibainu758) February 22, 2021
源泉徴収票きた、去年の年収90万で非課税を死守した
— ねぎ (@JwEDrzdvgQUmfKy) March 2, 2023
自称パチプロ年収90万の友達のことが好きすぎる(ちなみにその年収は警備のバイトで稼いだもの)(本業は大赤字)
— 五十六たると (@Taruto_Isoroku) December 14, 2021
今日もバイトを頑張る
(* ̄▽ ̄)ノ
今年こそ年収90万を超えるぞ!— glicine foglia richiesto (@fk20090710) June 19, 2020
こんな意見が散見されますね。
年収100万以下だと非課税世帯に該当する可能性が高いため、セミリタイア界隈ではこの範囲でちょこちょこ働くのがオトクだとされています。
年収93~98万円以下に抑えれば、税金と社会保険料が免除や非課税に!
年収100万円でも1人暮らししていくことは十分に可能です。
私も年収100万円程度で1人暮らしをしていたこともありますし。
特に日本は弱者に優しい国ですので、年収が低い方については税金や社会保険料も免除されたり非課税になったりして、負担がかなり軽減されるんですよ。
年収100万円しか稼げない人ですと、非正規雇用で働いていて社会保険がない方も多いでしょうから、助かりますよね。
ただ年収100万円ですと、少し稼ぎすぎかもしれません。
税金や社会保険料を免除したいというのであれば、年収93万円~98万円以下に抑えた方が良いかもしれません。
国民年金は年収122万以下(所得57万以下)なら、単身世帯は全額免除
国民年金は、単身世帯なら57万円の所得で国民年金が全額免除になります。
ただ所得と年収は違い、給与所得控除の65万円を引いた所得57万以下の場合が全額免除なので、年収122万以下が全額免除になります。
ちなみに全額免除だったとしても、国庫負担で国が半分負担してくれますので、老後半分年金は貰えます。
全額免除の期間についても障害年金の支払い期間に算入されますので、未納にせず免除したほうがいいです。
国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
国民健康保険は年収93~98万円以下で七割減免
国民健康保険は低所得者は七割減免になります。
自治体によって国民健康保険料は変わってきますが、概ね年収93~98万円以下なら七割減免となり、年間二万円程度になる可能性があります。
確定申告して条件に該当すれば自動で適用されますので、忘れずに申告しましょう。
年収103万円以下なら所得税が非課税に
所得税非課税ラインは年収103万円です。
これを超えたら扶養が外れてしまうということで、パートさんなどがこのラインを超えないようにしているやつですね。
年収93~98円以下なら住民税が非課税に
住民税非課税ラインは年収98万です。
ただ、自治体によっては住民税の均等割の控除額が違うので、厳しい自治体だと年収93万円以下です。
税金と社会保険料はかなり負担が大きくなってきていますから、免除されたり非課税になるのであれば、年収100万円でも1人暮らしがかなりしやすくなってきます。
日本はかなり弱者に優しい国なんです。
しかしこれも勤め先で年末調整してもらうか、複数の収入がある場合は自分で確定申告する必要があります。
これらをやらないと役所もあなたが非課税世帯であることを確認できませんから、忘れずに申告しましょう。
家賃二万円以下の激安物件を探す
年収100万円でも1人暮らしをしていくためには、一番重要なのは毎月かかってくる住居費をいかに下げるか?ということです。
上で述べたような手段を使えば、税金や社会保険料を非課税にしたり激安にすることができますが…。
それでも年収100万円で生活できるのか?という問題がありますからね。
ですが最近は少子高齢化にあって入居者も減ってきているため、地域によってはかなり安い物件も増えてきています。
地方ですと、家賃2万円以下という物件も結構ありますね。
まぁ駅から遠かったりプロパンガスだったり、風呂とトイレがなかったりする物件もありますが、これも探し方次第ですね。
まぁ高くても25000円以下ぐらいの物件であれば、大体どこの都道府県にもあります。
大分県の杵築市などは、家賃一万円ぐらいのアパートも結構あります。
東京でも郊外なら家賃二万円台は結構ある
ちなみにですが、家賃が高いと言われている東京でも、郊外であれば家賃2万円台の単身用物件は結構あります。
私は以前東京郊外の多摩市に住んでいたことがありますが、家賃2万円台の物件は結構ありますね。
ちなみに京王線や小田急線の快速に乗れば、新宿まで30分~40分ぐらいで着きますので、アクセスも悪いわけではありません。
→【SUUMO】3万円以下で探す多摩市の賃貸(賃貸マンション・アパート)住宅のお部屋探し物件情報
年収100万円の方ですと、最低賃金の低い地方に住んでいる方が多いと思いますが…。
そういった方はいっそ上京して、家賃の安い郊外に住んで給料の高い都内に通勤して働くのが一番コスパが高いと思います。
東京だと派遣などの非正規雇用でも、年収400万円以上の人とか結構いますからね。
食費は業務スーパーで激安食材を買い込み自炊する
年収100万円で1人暮らしをしていくためには、食費の節約が欠かせません。
貧乏人の味方になるのが業務スーパーです。
業務スーパーであれば、激安の食材を割安で買うことができます。
私も以前貧乏1人暮らしをしていた時は、ほぼここしか使っていませんでしたし。
ここさえ使っておけば年収100万円の人いるらしいでも飢え死にする可能性はかなり低いです。
日本全国に展開していますので、探せば、割と近所にあることが多いと思います。
外食なんてしてしまうと割高ですし、栄養のバランスを偏りがちなので、年収100万で1人暮らしする場合は上がスーパーなどを活用して食費を抑えていくと良いでしょう。

激安食材なら野菜やタンパク質をとっても、食費月一万円以下も十分可能
ちなみに「そんなに安い食材だと栄養のバランスが偏るんじゃないの?」と言われることもありますね。
まぁ安い炭水化物ばかり取っていたら、糖尿病などのリスクも上がってしまうので、そう考えてしまう気持ちもわかりますが…。
業務スーパーですと冷凍の野菜などが500g170円くらいで売っていますし、鶏肉が2キロで800円ぐらいで売ってますので、タンパク質もしっかりと取ることができます。
業務スーパーは、普通に冷凍ではない野菜もかなり安めで売っていますね。
業務スーパーを使えば、ちゃんと栄養バランスを考えながら食費月1万円以下にすることも十分に可能です。
というか私も実際にやっていましたし、それほど難しくないですね。
年収100万円となると月当たり8万円ぐらいしかありませんので、業務スーパーを積極的に活用し栄養バランスを考えながら食費を削減していくと良いでしょう。
夏は脱ぐ、冬は着込めば冷暖房費を削減可能
年収100万円しかない場合、1人暮らしで電気代が気になってくると思います。
電気代の削減にも取り組んでいく必要があります。
一番電気代を食ってしまうのが冷暖房費です。
ものを冷やす、温める時が一番電気を使ってしまいますからね。
ただ夏場は冷房を使わなくても、部屋にいる時は脱ぐことで涼しく過ごしやすくなりますし、ぬれタオルなどで体を拭くだけでも体感温度を下げることができます。
冬は服を何重にも着込んだりすれば比較的暖かく過ごせます。
まぁあまり無理すると熱中症になったり凍傷になる危険性もあるので、ヤバイと思ったら冷暖房は付けた方がいいですが。
ガスは解約、料理はIHで最低限使う
年収100万円で1人暮らしをすると、ガス代がかなりネックになります。
必然的に激安のアパートに住むことになりますが、割高なプロパンガスのことが多いですし。
基本料金だけでも、全国平均で二千円前後かかります。
なので、いっそのことガスは解約してしまうという方法もあります。
どうせガスすなんて風呂と料理ぐらいしか使いませんし、料理はIHクッキングヒーターを使えば代用できます。
それで料理の時に最低限使うようにすればいいでしょう。
お風呂については暖かい季節は水を使うか、IHでお湯を沸かしタオルで拭くという手もありますし。
結構近くに自治体が運営している公営のスポーツセンターやジムがあったりしますので、そういった所のシャワーを借りるという手もありますね。
ちょっと高いですが、民間のスポーツジムなどでも平日やナイト会員だと月6000円ぐらいから入会できたりしますし、豪華な施設ですとサウナ付きの温浴施設が併設されていて会員は使い放題だったりします。
運動できて温浴施設が利用できること、お風呂の掃除が要らないことなどを考えると、こちらの方が割が良いかもしれません。
スマホは格安simで二千円以下に
年収100万円で1人暮らしをする場合は、通信料もネックになってきてしまいます。
割高な三大キャリアのスマホを使っている人は、毎月の通信料を1万円ぐらい払っている方も珍しくありませんし。
ローンで端末を買った人はそのぐらい普通に払ってたりしますね。
ただ最近は格安SIMを使えば通信量をかなり削減することが可能です。
私はBIGLOBEの格安SIMを使っていますが、通話ができる通話SIMで6GBのプランが月2100円で済んでいます。
これでも十分に利用できます。
年収100万円しかないのであれば、格安SIMを使うようにしましょう。
或いはwimaxのギガ放題プランを利用
ただ1人暮らしをする場合は、家でパソコンなどを使ったり、スマホやタブレットなどで動画をたくさん見たいという方も多いかもしれません。
そういった方の場合はwimaxを契約して、ギガ放題プランで契約するのも良いかもしれません。
これであればモバイルWiFiルーターをどこでも持ち歩けます。
格安SIMや三大キャリアと契約せずともWiFiルーターでネットに接続することができます。
格安SIMを契約しつつ家でネット回線も引くとなると無駄ですし割高になってしまいますので、WiMAXに1本化してしまうのも良いかもしれません。
これならば全ての端末がWiFiにどこでも接続できて、使い放題で月額4000円台で済みますね。
ただ3日間で十GB以上使ってしまうと、速度制限に引っかかりますが…。
奨学金返済があるなら生活苦を理由に猶予申請をする
年収100万円しかないのに奨学金の返済もしている方も珍しくありません。
大学を出たものの、ワーキングプアだったり非正規雇用で働いている方も珍しくありませんし。
さすがに奨学金の返済までしていたら、年収100万円で1人暮らしは相当に難しいと言わざるを得ません。
ただ年収100万円であれば、生活苦を理由に返済の猶予申請が通る可能性が高いです。
というかまず通りますね。
最長10年返済を猶予してもらうことができます。
それ以降でも、収入が低いことを理由に毎月の返済金額を減額する減額返還申請をすることもできますし。
まぁとりあえず10年も猶予してもらえるのであれば、その間に貯金をしたり収入を上げていくことも可能になると思います。
とりあえず奨学金の返済がある人は猶予申請を出しておきましょう。
そのまま払えないからと放置しておくと債権回収の方に回されてブラックリストに載ってしまい、ローンが組めなくなったりしますので…。
移動は徒歩、自転車を駆使する
年収100万円で1人暮らしをする場合、無駄に使うお金は1円たりともありません。
車を維持するお金も捻出することは難しいでしょう。
なので、移動は徒歩と自転車を駆使してこなしていくようにしましょう。
電車やバスなども節約のために使わない方がいいです。
歩いたり自転車を漕いだりすれば運動にもなりますし、健康に良いです。
ここで車を買ってしまうと、維持費だけで年間何十万も飛んでしまう可能性がありますからね。
趣味はネットか図書館で無料で本を借りる
年収100万円で1人暮らしをしていくためには、趣味や娯楽も限られてきます。
まぁネットは月数千円程度通信料を払えば使えますので、趣味はネットがメインになると思います。
まあネットであれば、毎日様々な話題が入れ替わっていますし。
アプリでゲームなども豊富にありますので、安く時間を潰すことができます。
あとは図書館で本を借りたりすれば無料で本が読めて勉強したりすることができますからね。
こういったお金のかからない時間の過ごし方をして毎日を充実させていくと良いでしょう。
保険は最低限の掛け捨てのもので十分
年収100万円しかないのに高額な保険に加入している方も珍しくありません。
ただ年収100万円で、実家暮らしであればまだしも、1人暮らしをする場合は1円たりとも無駄なお金を使う余裕はありませんからね。
無駄な保険は断捨離して出費を減らしていく必要があります。
特に1人暮らしをする方ですと独身の方だと思いますから、そんなに無駄な保険に入る必要はありませんよ。
あなたが死んだところで保険金を受け取る人もいませんので、死亡保険金なども必要ありません。
年収100万円では生活費にあてて節約し、貯金をしていったほうがいいので、積み立て型の保険なんて入るよりは貯金した方がいいと思います。
まぁ怪我や病気の入院の時に備えたいと考える気持ちはわかりますので、月1000円とか2000円から入れる格安の掛け捨ての都道府県民共済にでも入っておけばいいと思います。
都道府県民共済は掛け金が安い割に保障が充実していてコスパがいいです。
まあお守り代わりにこう言った掛け捨ての共済でもかけていくといいと思いますよ。
年収100万でも暮らせるが、収入を上げることも考えた方が良いかも
以上のような生活をすればこのような家計簿になります。
- 家賃 2万
- 食費 1万
- 電気代 3000円
- 通信費 2000円
- 水道代 2000円
- 都道府県民共済 2000円
- 国民年金 0円(免除)
- 国民健康保険 2000円
- 住民税 0円(非課税)
- 所得税 0円(非課税)
合計 約41000円
インターネットをWiMAXに1本化したり、雑費や交通費などを含めても、5万円から高くても6万円位に収まると思うんですが。
ガスなしでIHでたくさん料理しても、プラス1000~2000円くらいでしょう。
これならば年収100万円の1人暮らしでも十分に生活していくことができます。
その上共済でもしもの時に備えつつ、貯金も確保していくことができます。
実際私もこのぐらいの生活水準で暮らしていたことがありますね。
ただこの生活水準ですと、高額な出費があった時に生活が破綻してしまう可能性もあります。
健康を害してしまうと、一気にお金がかかってきて破綻してしまう可能性があります。
今は仕事もたくさんある傾向にありますし、転職もしやすくなってきています。
ネットでも手軽に副業などをしやすくなってきていますからね。
無理に節約していくのもいいですが、さすがに年収100万円ですと貯金のペースも遅いです。
男性ですと結婚もまず無理だと思いますからね…。
収入を上げていく方向で頑張って行った方が良いかもしれません。