最近、過剰に自己責任論が取り沙汰される傾向にあります。
- 貧困は自己責任!
- 貧乏なのは自己責任!
などなど。
ですがやはり生まれ持った環境などもありますし。
幼少期の環境で人生が決まってしまうというのはよくあるパターンです。
確かにネットの発達などによって個人のチャンスはかなり増えているんですが、一概に貧困は自己責任と切り捨ててしまうのはなんだか違うと思います。
この記事では、貧困は自己責任ではない理由と、貧困を脱出する方法について解説します。
⇒【手軽にできる】貧乏脱出には収入アップ!最適な副業をご紹介!
貧困にあえぐ人は多い!
最近は貧困にあえぐ人というのも珍しくはありません。
特に最近はワーキングプアの方も増えてきていますし、貯金貯金がない方も増えてきています。
今は非正規雇用の方も約4割を突破してしまいましたからね。
正社員が8割の男性に限っても、年収300万円台の薄給会社員が一番多いというデータもありますし。
最近の統計によると、約三割の家庭には貯金が全くない!というデータもあります。
まぁこういった貯金についての統計は、統計の取り方によってだいぶ誤差が出たりするみたいですが。
色々な統計を見ても、少なくても約2割は全く貯金がないと見て間違いないようです。
最近は税金や社会保険料も値上がりしていますし、生活必需品食料品なども値上がりしていますからね。
なかなか給料上がらず、手取りも下がり出費も増えて貧困が多いです。
貧困は輪廻する傾向に!
貧困が自己責任ではない理由としては、これもあります。
貧困は輪廻する傾向にあるんです。
親の所得は子の所得と相関関係があるというのは、データとして出ていますし。
東大生の親は所得が高い傾向にある…というのはよく言われることです。
親が大卒だと、子供も大卒の可能性が高いというのも傾向として出ていますし。
つまり、貧乏は輪廻する傾向にあるんです。
貧困は自己責任!なんて自己責任論で切り捨てる人は多いですが…。
そうやって貧困に喘ぐ人を切り捨てると気持ちいいかもしれませんが。
統計を見ると可処分所得も減ってきていますし、貧乏から脱出できない人は多いですからね。
そもそも日本は人口がどんどん減っていき、衰退していくことが確定していますし。
これからはさらに格差も広がり、貧困を脱出できない人も増えていくでしょう。
子供の貧困は7人に1人も!
貧困は自己責任ではないと言える原因に、これもあげられます。
なんと今は、日本の子供の7人に1人は貧困状態に置かれているんです。
つまりは、可処分所得の中央値の半分にも満たないお金で生活している家庭の子供達が多いんです。
特に最近は離婚なども増えてきていますからね。
シングルマザーの貧困率は半数以上というデータもありますし。
離婚しても養育費を払っている旦那は二割しかいません。
まぁ養育費を払っている妻はさらに少ないですが…。
結局そういった貧困の煽りを受けるのは子供なんです。
感受性が強い子供の時期に貧困で心がねじ曲がってしまうと、その後貧困を脱出するために努力することは難しくなるでしょう。
進学や教育の機会も奪われてしまいますからね。
可処分所得は年々減少
貧困は自己責任とは言えない理由にこれもあります。
いまは税金や社会保険料の値上がりにより、実質的な手取りは減っているんです。
最近は多少なりとも昇給している会社も増えてきているとは思いますが。
税金や社会保険料値上げに追いつかず、実質的な可処分所得が減っている傾向にあります。
グラフを見れば一目瞭然ですが、右肩下がりで下がってきていますからね。
特に高所得者ほど負担が増えていて、今は年収1000万稼いでも手取りは700万ぐらいですからね。
まあとはいえ、低所得者はそもそも生活が苦しいので税金や社会保険料の負担もでかいんです。
こういった要因が、さらに貧困からの脱出を難しくさせているんです。
親が貧困だと、学歴も低い傾向に!
あとは親が貧困ですと、子供の学歴も低い傾向にあります。
親が大卒ですと子供も大卒な傾向にあるんですが、親の所得が低いと子供も所得が低く学歴も低いという相関関係はデータとして出ていますし。
東大生の親は年収が高いというのもよく言われますよね。
「貧乏は輪廻する」とか親の遺伝なんて言うと身も蓋もありませんけど、恐らく「貧困は自己責任」と言っている人達というのは、
結構いい家で育ったと思います。
育ちが良ければ、貧困に陥っている人達のことなんてわかりませんからね。
そういった生まれもっての環境による「溜め」があったから、なんとか今たくさん稼げているのに…。
生まれた時から恵まれていたので、全くそういったことに気づかないんです。
まぁそういった「貧困は自己責任」なんていう人達は、貧困な人たちに刺されても文句は言えないと思いますけどね…。
貧困は自己責任と切り捨て、手をさしのべない人も!
そうやって「貧困は自己責任!」なんて切り捨てて手を差し伸べない方も多いです。
ネットを見ると、そういった自己責任論はかなりはびこっていますね。
- 貧困は自己責任!
- 就職できなかった氷河期世代は自己責任!
- 年収低くて結婚出来ない奴は自己責任!
- 今の不本意な状況にいるのは甘え!
などなど。
まぁ確かにそういった面もあるかもしれませんが、そういった状況に陥っている方に対しては何らかの支援や手を差し伸べてあげることも必要だと思います。
日本人はもっと昔はお節介だったり世話焼きだった気がするんですけど、いつの間にか小泉政権あたりから自己責任論が広がって冷たくなりましたよね…。
そうやって貧困に陥った人を助けないでいるから、社会保障費も増大しているのではないでしょうか?
1人で生きているんであればいいですが、我々はこの社会に生きていますからね。
落ちこぼれを助けないと社会全体は貧しくなっていくんです。
資本主義は個人戦的な面もありますが、団体戦的な面もありますからね。
会社や国などまさしくそうです。
貧困は自己責任なんて切り捨てても我々の首を絞めるだけなんですね。
貧困脱出には、副業で稼ぐ方法も
とはいえ確かに貧困は自己責任的な面はあると思います…。
それといいますのも、最近はネットが発達してきていますからね。
お手持ちの端末で検索すれば、さまざまな良質な情報をタダで入手することができますし。
貧困を脱出する方法とか節約方法とか、収入を上げる方法などはたくさん出てきます。
それに最近はネットの発達によって、ネットでも手軽にお金が稼げるようになってきていますからね。
貧困を脱出したいのであれば、そういった手段でお金を稼いでいくと良いかもしれません。
まぁ今貧困を脱出したいのであれば、転職したり副業したりして稼ぎを挙げて、コツコツ節約してお金を貯めていくのが一番期待値が高いと思います。
貧困を脱出したいなんて考えると、ギャンブルや宝くじなどで一攫千金も狙う方も多いですが…。
我々凡人にはそんなの無理ですし、結局収入を上げて節約するのが一番貧困を脱出する近道なんです。
まぁある程度以上に収入がなければ節約も活きてきませんからね。
今貧困に陥っているのであれば、副業などをしてもっと収入を上げていく方法を模索すると良いでしょう。
こちらでいろいろなネット副業などを紹介していますので、参考にしてください。
⇒【手軽にできる】貧乏脱出には収入アップ!最適な副業をご紹介!
貧困脱出には、転職も手段の一つ
あとは貧困を脱出するためには転職をするというのも手段の1つです。
最近はワーキングプアの方も増えてきていて、年収300万円もいかないような方々も増えてきてはいるのですが…。
今は少子高齢化による労働人口の減少で、そもそも労働者自体が貴重になってきていましたからね。
労働環境も待遇もいい仕事も増えてきているんです。
そもそも団塊世代の大量退職や少子化により働く人自体が減ってきていますから。
いい仕事に就く椅子自体が増えてきているんです。
まぁ貧困を脱出するには、いい会社で働いて節約するのが一番期待値が高いと思います。
幸い今は有効求人倍率も高く、仕事はたくさんありますからね。
今のうちにもっといい会社に転職して貧困を脱出するために頑張ると良いでしょう。
⇒【給料安い】ワーキングプア脱出!待遇のいい会社に行く具体的な方法!
まとめ
やはり「貧困は自己責任!」なんて言われると反発したくなってきますよね。
育ちがいい人ですとそういった貧困に陥っている人の気持ちなんてわからなかったりしますし。
環境や育ちが良かったり、運良く今の生活ができている人に「貧困は自己責任」なんて言われたくないですからね。
人間なんて環境で決まる生き物ですし。
環境が悪いと貧困に陥ったり、仕事が長続きしなかったり死んだりしますし。
貧困は自己責任というのは間違っていますし、仮に自己責任であれば何らかの支援やサポートがあってしかるべきです。
まあそうは言いましても、今は比較的良い仕事にもつきやすくなってきています。
今ならば転職をすることでもっといい会社に入って貧困を脱出することも可能です。
結局、我々凡人はそうやっていい会社でコツコツ働くのが一番期待値が高いですからね。
仕事が多い今のうちに、もっといい会社に転職して貧困を脱出しておくと良いかもしれません。