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貧乏生活の体験談をご紹介します。
今回は、ヒモ男と付き合ったばかりに、お金がなくなり苦しい生活を強いられた方の体験談です。
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金持ち彼氏かと思いきや、ただのヒモだった
同棲している彼氏は、付き合うまではお金持ちなんだろうなと思っていました。
子供の頃に描いたという家族の絵には、車が一台描かれていて、その車のエンブレムが高級外車のマークに見えたこともあったし、
昔、家族でよく出かけたという話には、高級店が並ぶ街や高級住宅街の中にある公園の名前が出てくるからでした。
私は地方の出身で、仕送りもなく、奨学金とアルバイトの掛け持ちで何とか学生生活をしていました。
だから、何としてもお金持ちの男と結婚して玉の輿に乗ってやると思っていたのです。
食費を切り詰めてワンピースを買い、彼と友達として出かけました。
彼がふわふわのカールした髪が好きだと言えば、CDや本や中古で買い取ってもらえそうな物をリサイクルショップに売って、美容院に行きパーマをかけました。
出費はかさみましたが、あの頃の私はそれを投資だと考えていました。
彼から付き合おうと言われたのはそれから間もなくのこと、私は勝ったと思い、すぐに承諾しました。
でも、それが貧乏への本当の入り口でした。
同棲なのに、生活費すら出さない彼!
それまでも生活はギリギリで満足に食事を食べていませんでしたが、奨学金以外の借金はありませんでした。
彼と付き合い始めてすぐに、彼が私の部屋に荷物を運び始めました。
付き合っているのだから、彼が私の部屋にいる時間が増えるのは自然なことだし、一人暮らしで寂しかった部屋に彼の物が増えていくことは嫌ではなく、むしろ嬉しかったです。
1か月もしないうちに、同棲状態になりました。
家に帰らなくていいの?と聞くと、一緒にいたいと言ってくれることも気持ちよかったので、同棲もいいかなと思いました。
それに、同棲になれば、家賃や生活費も半分ずつになるし、願ったり叶ったりだと思ったのです。
スーパーに食品を買いに行き、レジに並びながら、彼に半分出してほしいと言いました。
すると彼は、「なんで?」と言いました。
私は驚いて、その時は自分の財布から全額出しました。
寄生する気満々!彼はバイトも辞めていた
家に帰り、彼に、同棲するなら2人の全ての支出を半分出してほしいと言いました。
だけど帰ってきた言葉は、
「お前が養ってくれるんだと思ったからバイト辞めた。無理だよ。」でした。
聞けば、実家は会社が倒産して資産なんてなくて、父親は無職で母親のパートで家族5人が生活していたとのこと。
昔は外車に乗り、セレブっぽい生活をしていたことは本当のようだけど、今は、彼女が出来て面倒見てくれるのなら、家を出て、家族の生活の負担を減らしてくれと母親に言われたとのことでした。
逆ならわかりますが、「彼女が面倒みてくれる」ってありえないでしょう…。
今思えばあの時別れておけばよかったのですが、引っ込みがつかなくなっていたこともあり、そのままズルズルいってしまいました。
私は貧乏神をつかまされたのです。
彼を変えようと頑張ったが…
お坊ちゃんとして成長してきた彼には、自分で何かをするとか、欲しい物を我慢するとかいう庶民の当り前の考えがいまいち身についていませんでした。
私の目が届かないところで、水も電気も無駄に使い、理由を付けては外食をしたがります。
こんなはずではなかったのに、でも、今さら愛情というか情がわいた彼とは別れられなくて、私が彼を変えてあげようと決意して、彼の生活を支えることにしてしまったのです。
だけど結局、長年に渡ってしみついた贅沢や怠けは治るものじゃなくて、彼は次第に、お金を渡すことを渋る私に、「俺は別の女でもいいんだよ。」と言うようになりました。
よくメンヘラの恋人を作って「俺(私)がなんとかしてやる!」と思って執着すると確実に失敗する……みたいな話を聞きますが、あれに似ているかもしれません。
やはり自分の内面すら変えるのは難しいのに、他人を変えようなんて無理なんでしょうね。
ましてや、甘やかされてきた人間なんて忍耐や苦労を知りませんから、余計無理です。
踏ん切りがつかないのでダラダラ付き合っています…
彼との生活を始めてから、私は通学せずにバイトを増やし、それでもお金が足りない時にはお金を借りるようになっていました。
もう後には引けず、今さら彼に捨てられたら、本当に何もなくなってしまうと追い詰められました。
奨学金も学生生活ではなく、彼が欲しがる洋服や、彼が食べたがる日本初上陸のスイーツや、彼好みの私の服代になり、就職活動するための時間も資金もありません。
彼も私もきっとずっとこのままで、卒業したら奨学金の返済が始まって、借りたお金も返さないだけでどんどん利息が増えていくんだろうな。
もうどうしようもなくて、だけど今さら、他に失うものが見当たらないほどの生活で…。
彼にお金がないと相談することもあります。
だけど、彼はいつも、今は低賃金で貧困層が増えている。みんなそんなもんだよと言います。
三流大学の経営学部に通う彼がそういうのです。
私も今は、きっとそうなんだろうなと彼の言葉だけを信じるだけです。
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