という悩み、憤りを抱える、働いても生活が楽にならない方のためのページです。
最近は、あなたのようなワーキングプアが増えています。
働いても働いても一向に生活が楽にならず、むしろ増税で負担は増えるばかり…という状態です。
なぜこのような事態に陥ってしまうのか?
3つの理由をご紹介します。
年収200万以下で働く人は、1000万人を超える

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2013年の統計結果ですが、国税庁の民間給与実態統計調査によると、年収200万円以下の給与所得者は約1100万人もいたようです。
日本の労働人口は6000万人ほどですから、概ね五分の一~六分の一の働く人が年収200万円以下ということです。
また世帯単位で見ると、年収200万円以下の世帯は700万ほどといわれています。
日本の世帯数は約5000万世帯といわれていますから、7つの家庭があれば1つは年収200万円以下でやりくりしているということですね。
これは、珍しい数でもなんでもありません。
30人のクラスであれば5、6人は年収200万円以下で働く人、ということになります。
ちなみに正社員でも、年収400万円以下が約60%、男性に限っても40%以上います。
これだと家族を養うのは結構厳しいですね。共働きが必須になるでしょう。
1、企業は人件費をあげたくない

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新たに人を雇ったり、基本給を上げてしまうと、企業にとっては固定費となる人件費が上がってしまいますので、人件費を上げたくありません。
労働組合が強い会社であれば赤字でもボーナスが通常通り出たりしますが…。
中小企業だと労働組合自体存在しない会社のほうが多いですね。
たいてい、労働者側からそうやって圧力をかけないと、経営側は固定費となる人件費増やしたくないですから、給料はあまりあがりません。
経営陣のさじ加減次第です。
景気が良ければボーナスは増えるでしょうが、長引くデフレの影響で多くの企業業績は低迷していますからね。
特に最近ではIT化、自動化を推し進めてできるだけ人を雇わなくても済むようにしたり、海外の安い労働力を使って業務を行わせようとするので、わざわざ給料を上げる必要もあまりないです。
2、企業は「代わりはいくらでもいる」と考えている

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「貴方がいないと仕事が回らない!」というくらい代えの効かない人材になれば別ですが、たいていの会社員はそうではありません。
会社側は「代わりはいくらでもいる」くらいに考えていますので、給料の不満を言えば「じゃあやめたら?」みたいになります。
この前のすき家問題のように、従業員が辞めまくって人手不足になり、採用もままならない…なんて状態になったら当然給料はあがります。そうしないと人が来ないから。
ですが日本人は真面目なため、ブラック企業や給料が安い会社でもなかなか辞めません。
不満があればみんなもっと気軽に転職できてしまう社会であれば、給料が安い会社は必然的に人手不足に陥るので、給料を上げざるを得なくなります。
3、企業はできるだけ非正規で回そうとする

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正社員を雇ってしまうと解雇もしにくいし、人件費も高いしで、この変化の早い時代に対応しにくいです。
固定費を上げるよりは内部留保を増やしたり、新たな時代に対応するための投資に使いたいのが本音です。
最近はわが国の非正規雇用は40%を越えてしまいましたが、時代は、企業は安く使える都合のいい労働力を求めているのです。
もちろん、共働きの増加とか、高齢者再雇用などの要因もあります。
が、結果的に40%が非正規雇用でも社会が回ってしまっているので、正社員はそこまで必要ない、というのは残念ながら事実なようです。
これだけの数が非正規でも社会回ってますからね。
現在いる正社員は解雇規制があってなかなか辞めさせることは難しいですが、もし何らかの理由で辞めた穴は、できるだけ非正規で埋めようとするでしょうね。
また、正社員であったとしても実態はバイトと代わらないような名ばかり正社員だったりするケースも多いです。
地方だと特に、正社員の求人が額面15万円以下の給料で出てたりしますね。
これなら都市圏でバイトしたほうがマシです。
まとめ このまま頑張っても、給料もこのまま
ですが給料についての考えは会社によってさまざまですので、会社を変えればそれだけで事態が好転するケースも多いです。
逆もありえますが。
手取り15万の給料を手取り20万以上にしたい、っていうんなら勤務する会社を変えるだけで解決します。
というかそのほうがいいです。
今の会社の方針を変えることはほぼ無理なので、もともと給料が高いところに転職したほうが手っ取り早いです。
もちろん下がる可能性もあります。
特にハローワークの求人などは平気で求人票に嘘の待遇を書いていたりしますから。
これはもう、経営陣の人材への考え次第ですね。利
益は従業員に還元する、みたいな太っ腹な考えの社長であれば当然給料は高くなりますが、「たいていの業務は非正規で十分」 なんて考えている企業は、当然正社員の給料も安くなります。
そういう会社だと非正規にはできないことを正社員に求めてくるので、やたらと長時間こき使われたり、達成困難なノルマを課されたりします。
「底辺正社員よりも時給高いアルバイトのほうがマシ」みたいに言われることがあるのは、このへんに理由がありそうですね。
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