フリーターが年収アップのため就職を目指す際の5つの注意点

フリーター金

 

  • やっぱフリーターじゃ年収200万くらいで厳しいよなあ
  • 正社員になって働かないとダメかなあ
  • フリーターの平均年収は100万くらいらしいけど、そんなに低いの?

 

とお悩みの、年収を気にしているフリーターの方のためのページです。

 

確かに、フリーターの平均年収は150万円ほどといわれていて、正社員と比べてかなり低い傾向にあります。

年収の低いフリーターは、正社員で就職を目指す人も多いと思います。

その際の注意点を5つまとめました。

 

①正社員になっても、年収がアップするとは限らない

今のあなたの年収がいくらかはわかりませんが、場合によっては正社員になって給料が下がる人もいます。

 

特に、フリーター暦が長い人はそうなることも結構出てくるかもしれません。

 

何故なら、フリーター暦が長くなればなるほど、待遇のいい会社には行けなくなるからです。

それプラス、フリーター暦が長いほどいつの間にか昇給してたりもするので、正社員との給料の差が縮まっているケースがあるからです。

 

月収20万円くらい稼いでいるフリーターであれば、正社員になることでむしろ年収が下がる可能性は大いにありますね。

今は薄給の底辺正社員も多いです。

サービス残業をさせられるため時給換算で300円~500円とかも…珍しくはないです。

 

正社員といったって、本当にピンキリです。

周りの人に相談すると、絶対「それでも、フリーターよりはマシだ!」なんて言われると思いますが…。

どうなんでしょうねえ…世間体はいいかもしれませんが。

 

ましてや最近は、正社員なのに昇給もボーナスも社会保険すらない会社もあります。

果たしてそれで正社員と呼べるのでしょうか…???

 

安易に「正社員ならどこでもいい!」と言い出し始めると、後悔する可能性もあります。

 

 

②底辺正社員だと、あまり旨みはない

①に近いですが。

 

あまり適当に待遇の悪い会社で正社員になってしまうと、あまり旨みはありません。

 

良く言われるのは、フリーターの生涯賃金は7000万もいかない、それに対して正社員の生涯賃金は3億円!!どうだ参ったかみたいな比較のされ方をしますが…。

これも、今の時代かなり怪しいと言わざるを得ません。

 

この三億円というのは、相当いい会社、一部上場企業や誰もが知っている超有名企業に入れて、リストラもされずに順調に働けた場合の話です。

 

だって、今の若者はそんなにもらえないでしょう…。

 

 

未だバブルのまま勢いを保持し続けている平均年収ランキングとかに出てくる一部の企業なら余裕で越えると思いますが、大多数の庶民の若者にはムリでしょう。

 

今は、年収の中央値は概ね年収400万円前後といわれています。

 

年収400万×40年でも一億六千万円にしかなりません。

 

別にフリーターでも、月給20万くらい稼いでる人も多いですから、ボーナスなしだと240万×40年で9600万。

これプラス副業すれば、正社員並に稼ぐことは可能です。

 

 

後は退職金と年金が問題ですが…。

退職金は今は貰えない会社も多いし、年金なんて若者世代は……。

 

その上、今は正社員として働けている若者でも、40過ぎてリストラなんてされようものなら正社員に返り咲くのはかなり困難です。

 

それどころか、あまり正社員に拘りすぎると足元を見られ、こき使われてしまう可能性もあります。

 

③正社員に固執し過ぎるのもまずい

まともな会社の正社員になれるんなら、そりゃいいです。

でも、ムリして底辺正社員でもいいから正社員になろう…なんて考えるのはちょっと待ったほうがいいんじゃないでしょうか。

 

近年、貴方のようなフリーターが就職活動してようやく正社員になれたのに、ブラック過ぎて過労死…みたいな事件が結構あります。

 

本人としては「せっかく憧れの正社員になれたんだから、勿体なくて辞められない」みたいな感覚なんだと思います。

 

で、結局辞めるより死んだ方がマシみたいな状態になって、過労死してしまう…と。

正社員だからといって別に偉いわけでもなんでもないですし、あんまり執着し過ぎるのも良くないと思います。

 

特に今は世の中の変化が早いですし、一つのことに執着するリスクってのは高くなってきていると思います。

 

 

④仕事が見つかっても、実際働くまでは分からない

これはどういうことかと申しますと、会社なんて実際に入社してみて働いてみないとわからないということです。

特に最近は、求人票にウソを書いている会社も多いですし。

 

仕事が見つかったからと言って、身内に言いふらさない方がいいと思います。

一見良さそうな会社でも、入社してみたら超絶クソブラック企業の可能性もあります。

経験済みです。

 

そうなるとすぐに辞めることになるため、身内に会わせる顔がなくなります。

「すぐに仕事を辞める根性のないヤツ」というレッテルを貼られるかもしれません。

 

極力、実際に入社してしばらく経ってから報告したほうが無難です。

 

これが、プライドが高い人だと身内に報告してしまった手前、ムリに働いてしまい、過労死したりうつ病になったりしかねません。

危険です。

 

内定を貰ったというのは、「会社にお試しで入社できる権利を貰った」程度の認識でいたほうが無難です。

 

そして、入社してから条件が著しく違っていたのであれば、即刻辞める勇気も必要です。

会社など信用できたものではありません。

 

⑤正社員だからといって、大層な仕事をしているとは限らない

これ、フリーター暦が長い人は「正社員は、さぞ責任ある仕事をやっているんだろう」という妄想を抱きがちですが…。

 

全くそうとは限りません。

むしろフリーターである貴方のほうが、大変な仕事をしているケースも多いと思います。

 

まあ、待遇は正社員のほうがいいケースが多いですけども。

 

貴方の二倍の年収の正社員の人がいたとして、果たしてあなたの二倍凄い仕事をしてるか?というと、全くそうとは限りません。

というか、こんなの会社次第です。

 

私は結構転職歴が多いですが、かなりヌルい仕事してる正社員も普通にいます。

 

私は未だに、生涯でやった一番キツい仕事は、学生時代の引越しバイトのまま更新されてないですからね。

あれがこなせる人であれば、正社員なんて余裕で務まります。

 

 

まとめ

フリーターから正社員就職を目指すことにかなりネガティブな印象を持たせる記事になってしまいましたが…。

 

別に「正社員になるな!」と言っているわけではないんです。

ただ、貴方のような純情なフリーターの心を弄ぶような、黒い会社が多いから気をつけて!と言いたいんです。

 

とはいえ、いくら気をつけたところで、実際入社して働いてみないとわからないことだらけです。

虎穴にいらずんば虎児を得ずの言葉通り、ある程度行動力を発揮してリスクを取らないと、今よりいい人生は待っていません。

 

最大限の注意を払って、行動してみてください。

 

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