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- 旦那が失踪してしまった!
- 大黒柱が無くなって生活費が捻出できない!
- いったいどうしたらいいの!?
とお悩みの、旦那さんが失踪してしまい、生活費に事欠いている方のためのページです。
失踪というと珍しいもののようですが、結構身近にいるんですよ。
年間の行方不明者は、10万人近くいますからね(9割以上はすぐに見つかっていますが)。
私の知り合いにも失踪してしまった人はいますし、案外、それほど珍しいものでもないかもしれません。
ですが、一家の大黒柱たる旦那さんが失踪してしまっては、生活していくことができないでしょう。
旦那さんが失踪してしまった後に、生活を立て直すための対処法についてまとめてみましたので、参考にしてみてください。
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とりあえず捜索願を出す
まだ捜索願を出していない場合は、捜索願を出しましょう。
とにかく警察に相談ですね。
警察に電話するか警察署や交番に行って「旦那が失踪してしまったんです」と言えば、後はスムーズに手続きを進めてくれます。
ただ、警察は積極的に動いてくれるわけでもない
ですが、捜索願を出したからといって、警察はそれほど動いてくれるわけではありません。
全国の警察に行方不明者の特徴が出回りますので、不審者がいたら照合はしてくれますが。
自ら失踪したのであれば、見つかりたくないから不審に思われるような行動はしないでしょう。
つまり、警察に見つかる可能性は低いですね。
捜索願を出したからといって、捜索隊を結成してくれるわけでもありません。
海や山で遭難したってなったら話は変わってきますが…。
やはり基本は、自分や家族が協力して探さないと、なかなか見つからないと思います。
あるいは、本人が戻ってくるのを待つしかないですね。
行方不明の旦那から生活費を取ることは不可能!

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「何とかして旦那から生活費を取りたい!」と考えているのかもしれませんが…。
どこにいるかもわからない旦那さんから、生活費を取ることは不可能でしょう。
会社にも行っていないでしょうし、貯金もなけなしの金を持って逃走資金に当てているでしょうから。
旦那のメインバンクの通帳かキャッシュカードがあり、暗証番号を知っていて残高があるならそこから引き出せばいいだけの話ですが…。
そんなのあっても、とっくに引き出されているでしょうね。
旦那の親からお金を取ろうとする人もいるが…
「旦那の親から取ってやる!」と考える人もいますが…。
基本的に旦那さんの親御さんは関係ありませんので、生活費をむしり取るのは難しいと思います。
お金に余裕があって、旦那さんに落ち度があるのであれば、もしかしたら払ってくれるかもしれませんが…。
最近は生活が苦しい中高年以上の方が増えていますので、あまり期待できないと思います。
まぁあなたと旦那さんだけの問題ではありませんので、旦那さんの両親にも失踪したことは伝えるべきですし、その時に相談してみるのは良いと思います。
ただあまり強引に変なことをすると、旦那さんも戻ってきづらくなってきます。
失踪して、自殺してしまう人もいますからね…。
離婚を成立させることは可能
ある程度手間と時間は必要ですが…。
旦那がいなくても、離婚を成立させることは可能です。
そのために、とにかく捜索願を出すことが必要になってくるんです。
法的に「この人は失踪しています」ということを証明することができますからね。
そしてその上で、家庭裁判所で離婚裁判をするんです。
そうすると、一定期間経過後に、離婚が成立します。
放置していても、3年経てばすぐに離婚が認められます。
ただ、当然ですが慰謝料や養育費などは、旦那がいないので取れませんけどね…。
子供がいるなら母子手当がもらえたり、生活保護が受けやすくなったりはするでしょうね。
旦那名義の借金やローンは、絶対に支払わない

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旦那さんは、もしかしたら借金やローンを残して逃げてしまったのかもしれません。
ですが、旦那さん名義の借金は絶対に払わないことです。
一度払ってしまうと、お金を貸しているサラ金などは「妻が肩代わりをする意思表示をした」と受け取ります。
昔、サラ金が家族に脅迫じみたことをして払わそうとしていましたよね。
あれは、支払い義務はないので脅して、債権を肩代わりさせようとしていたんです。
上で述べたように、捜索願いを出して、離婚を認めさせましょう。
そうすれば、元旦那とあなたは関係がなくなりますから。
絶対に、自分と関係ない借金が払ってはいけません。
「旦那の実家に行ってください」と突っぱねることです。
ただ連帯保証人になってる場合は話は別
ですが、借金やローンの連帯保証人にあなたがなっている場合は、話は別です。
連帯保証人は借りた本人と同等の責任を負いますので、実際お金を借りていなくても返済義務が発生します。
連帯保証人制度のせいで身に覚えのない借金を負わされ、死ぬまで追い込まれた人はこれまでにたくさんいますからね…。
この場合は、払えないでしょうから自己破産などの債務整理を行っていく必要が出てきます。
概ね七年間はローンが組めなくなったりクレジットカードが作れなくなったりしますが、仕方ありませんね…。
旦那に養育費支払い義務はあるが…
子供がいる場合、離婚が成立しても、旦那には養育費の支払い義務が発生します。
子供の権利ですからね。
ですが、当然ですが旦那の居所がわからないことには取りようがありません。
旦那さんは今どこで何をしているかわかりませんが、とてもではないですが子供のことまで頭が回らないでしょうね。
ちなみに離婚した夫側が養育費を払っている割合は三割以下ですので、失踪しているとなると猶更期待できないでしょうね…。
旦那が見つかった場合は、差し押さえは可能
ただ、旦那が見つかった場合は、差し押さえは可能です。
そもそも取れる財産を持っているのか?はわかりませんが…。
生きていることを願って、探し続けるしかないかもしれません。
ただ生きている場合は、生活のために何かしら仕事をしている可能性が高いので、給料の差し押さえはできるかもしれません。
通常の債権ですと手取りの四分の一までしか差し押さえできないのですが(本人の生活のため)、養育費は優遇されており手取りの半分までは給料の差し押さえが認められています。
旦那が見つかり働いている場合は、給与の差し押さえが可能

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養育費に関しては、どんな理由があっても元旦那に請求することが可能です。
ですが、当然旦那を見つけてからです。
旦那が見つかったとしても、無職で収入がなかったら、取りようがありませんからね。
養育費の支払いが滞った場合、給料から差し押さえが可能です。
ですが
- 勤務先の名前
- 勤務先の住所
- 旦那の現住所
- 給与振込口座
が分かっている必要があります。
まぁつまりは、見つけないと取れないってことです。
多額の貯金を持って逃げたのであれば、いつまでも無職生活ができるわけでもないでしょう。
そうでないのであれば、どこかでお金が底をついて、働き始めるはずです。
そうすれば住民票も移すかもしれませんし、探すてがかりが出てきます。
だが再度失踪されると、また探さないと差し押さえできない
ただ失踪するような旦那さんですから、給料差し押さえなんてしたらまた失踪して、銀行口座と勤め先を変えてしまう可能性が高いと思います…。
給料を半分も差し押さえされたら生活できませんから、普通は逃げますよね…。
特に最近は真面目に逃げずに働いている人でも給料が低いワーキングプアの方が増えていますので、職を転々とするような人は猶更収入が低くなる傾向にあります。
再度失踪されてしまうと、また居所と勤務先、銀行口座を突き止めないと差し押さえできなくなってしまいます。
職や住所を転々とされるとイタチごっこになってしまうのです。
生活保護の相談に行くのもアリ
あるいは、そういった事情であれば生活保護の相談に行くのもありだと思います。
母子家庭の方が、生活保護は通りやすいですからね。
ただ、役所の福祉課に行っても、追い返される可能性が高いです。
まずは失踪のことも絡めて、法テラスなどに相談に行ったほうがいいかもしれません。
とりあえずは無料で、弁護士の方が相談に乗ってくれます。
あとは貧困問題に取り組むNPO団体などに相談してみることですね。
まだ離婚が正式に成立していなくても、夫と別居していれば、別世帯ということで認められやすくなります。
失踪しているのですから、間違いなく別居ですからね。
まとめ
旦那さんが失踪したなんて、頭が動転しているかもしれません。
こんなことを、経験している人はあなたの周りはほとんどいないでしょうからね…。
世間体を気にしていたら、なかなか相談することもできないかもしれません。
ですが母子家庭のような世帯については、行政は優しいです。
とりあえず警察に捜索願を出して、弁護士や貧困問題に取り組むNPO団体などに相談に行くと良いでしょう。
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